「ラッセル幸福論」

 

初めての投稿になります。先日、仲のいい友人の結婚式があり、自身や周囲の生活が一変してから、久しぶりに友人と会うことができ、たまらなく嬉しかったです。今年はこんな状況下においても、有難いことに仕事が忙しかったこともあって、疲れ果てた休みの日には一人で本を読んだり、勉強して過ごすことが多かったです。そんな折に参加が叶った、この幸せに満ちた場で、自分にとっての幸せとは何だろうかと考えてみました。日本でも伝統的な労働者の働き方について、大きく変わろうと動きだした昨今、今後はいろんな人生の形があるよなと考えている時に、出会った本をご紹介したく。

 

ラッセル幸福論」 著:B.Russell 訳:安藤貞雄 岩波文庫

本書は深い哲学などに基づいたものではなく、筆者が常識と考える所見をまとめたもので、不幸にもがき苦しむ読者の現在位置を確かめることで、その苦しみから逃れられる助けになればとの思いが込められているそうです。

 

本書は「不幸の原因」と、「幸福をもたらすもの」の2部構成で、例によって後半から読み進めることにしました。内容は仕事だったり、家族だったり、複数の項目について例を交えて筆者の主張が述べられており、内向的な私にはグサッと思い当たるところが何点か。結論から言うと、何事も腹八分目くらいの熱意に留めおき、仕事以外のいろんなことに興味をもって、社会的な喧騒を恐れずに相互に愛情を与え合うことが、幸福を達成する手段ということ。

 

ということで、馬鹿正直にとりあえず行動してみようと思い、あまり仕事に入れ込みすぎないように習慣的に時間を作って、仕事に関係ない自分の興味本位で面白いと思ったこと(主に本)を、社会に対して有益になるように発信してみようと考えました。もちろん、身の回りの人々は変わらず大事に。正直、この次の投稿すら続けられるかわかりませんが、継続は力なりということで頑張ります!